『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season見どころ3選【感想とおすすめシーン】

アニメ

こんにちは。日本で生まれ、子供の頃からアニメや漫画が大好きで、愛や勇気・友情といった人生観を学んだ、OBTです。
この記事では、2020年7月から放送されているアニメ

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season

を取り上げ、本書のあらすじを簡単に解説し、 私が独断で選んだ見どころ3選とそのおすすめシーンから、本作品の魅力と感想をお伝えします。
また、本記事は、『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasonを鑑賞し、私が人生に影響を受けたことを中心に感想を述べています。
そのため、本作品の紹介よりも、自己啓発的な視点が多いかもしれませんが、もうご覧になられた方や、まだご覧になっていないという方は、一度鑑賞していただけたらと思います。
きっと、この記事を読んでいるあなたにも、袋小路な運命にも決して諦めずに抗う姿に勇気をもらったり、自分を大切に想ってくれている人がいることを思い出すきっかけになったりすることでしょう。

※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれています。

 

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『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season見どころ3選【感想とおすすめシーン】

画像引用元:詳しくは、公式サイトへ

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season あらすじ解説

『Re:ゼロから始める異世界生活』の続編となります。1期がまだの方は、話の筋道が分かりにくいと思いますので、先にご覧いただくことをおすすめ致します。
突如、異世界へと召喚された少年、主人公・菜月昴(ナツキ・スバル)が、自身の死と巻き戻しを繰り返しながら、最善の未来を選択していくために奮闘する物語です。
1期での、魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウスを倒し、ヒロインのエミリアと和解したところからの再開となります。
本2期は、以前、白鯨との戦闘時に起きた《存在の消失》現状が、再び出現し、もう一人のヒロイン・レムの存在がこの世界から消え去ってしまっている事実を知るところから始まります。
本期は、今まで作中で名前だけ登場していた魔女との実際の接触や、村人の避難先である聖域にまつわる謎、殺し屋や魔獣の襲撃、味方の登場人物が抱える各々の問題など、物語の謎や核心に触れて行きます。

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season見どころ1「泣けばいいじゃない。たくさん泣いて、最後に笑えたら。それで全部、大丈夫!」

第29話「親子」主人公スバルが聖域の試練にて、父と母に順番に再会し、母と涙のお別れをするシーンより

画像引用元:公式サイト「第29話」より

「お母さんは、どこまで俺を…。」
「あのねぇ、スバル。親は子供が思ってるより子供のことよ〜く見てるの。お母さんだってスバルのこと見てるんだよ?」
・・・(中略)・・・

「ごめん、お母さん。俺、結局、二人に何もできない…。」
「何かして欲しいから産んだわけじゃないのよ。何かしてあげたいから産んだの。」
「…この…。ダッセー。」(涙)
「泣けばいいじゃない。たくさん泣いて、最後に笑えたら。それで全部、大丈夫!」

セリフ引用元:第29話「親子」作中より

『Re:ゼロから始める異世界生活』はおすすめできる泣ける感動シーンが多いのが特徴ですが、今回も泣けること必見です。
主人公・スバルが、試練中に目覚めると突然、家族である父と母に久しぶりの再会を果たします。
ここは現実なのか夢なのか戸惑いつつも、自分の本当の気持ちを素直に口に出す場面です。
主人公・スバルが異世界に飛ばされる前の暮らしが再現されますが、その時には気付くことができなかった、自分の中の弱さや葛藤、不登校になったその原因に正面から向き合います
人は成長すると、赤ちゃんの時は「泣く」「掴む」「食べる」といった簡単な動作から、「お箸を使って食べる」「人と上手に話す」「逆上がりをする」など、段々と高度で複雑なことが多くなっていきます。
その中で段々と、簡単にできることや難しくて困難なこと、得意なことや不得意なこと、好きなこと嫌いなこと、興味のありなし等といった、自分という存在が個性として目に見える形ではっきりと現れてきます
また、集団生活場面では、家族という小さなコミュニティから、学校や塾、クラブ、近所付き合いなどといった大きなコミュニティに変化していきます
「自分という存在は何か」という意識の芽生えと、年齢を重ねて成長にともなう「身体と心の変化」に加えて、周囲の環境の見え方や、家族から学校へとコミュニティの違いに直面します。
専門的には、青年期のモラトリアムに見られる、「アイデンティティ」=アメリカの発達心理学者であり精神分析医E.H.エリクソン(1902-1994)提唱の「自己同一性」というものです。
誰もが、幼稚園では、競走すればほとんど変わらない差でゴールできていたことが、小中高生になってくると、その差が開き、能力差や生まれつきの違いを、他者と比較するようになり、苦悩の始まりの時期に直面します。
主人公・スバルもその苦悩真っ只中であった一人で、頭脳や身体能力は父譲りといった描写があり、幼稚園や小学生では1番だったことが、だんだんと1番でなくなったことに劣等感を抱いているようでした。
「自分らしさって何」?といった疑問から、自分らしくあることと社会や家族に求められる自分とのギャップや、他人の注意の惹き方、承認のされ方で悩む人は多いものです。
その自分の成長での悩みに続き、社会的な自分の立ち位置や自身の身の振り方など、上手な立ち回り方も学ばなければなりません。
ペルソナ(その時々に応じた仮面)の使い分けといったことです。そして、それは、誰かが上手に教えてくれる訳ではありません。
友達や家族である父や母は、憧れであると同時に、「身近な他者である」という自分との境界線が明確になり、思想や価値観の違いに気付き、拒絶(親離れ)も始まります。
人生は進むにつれて、課題が多くなってくる訳です。
ですが、悩み苦しみ、そして離れてみて、気付くこともあります。
主人公・スバルは、自分がちっぽけで弱くて何もできていないと打ちひしがれた時、頭が低くなり見上げてみて、初めてその存在の大きさに気付いたように思います。
誰かにGive(与える)してるつもりが、いつの間にか、いつも誰かにTake(もらって)ばかりでいることに気付きます
今回の試練で、憧れであった父や、温かく見守ってくれていた母の存在の大きさとその大切さを、素直に口に出す機会となったことで、今まで抱えていた心のわだかまりが晴れたようでした。
父と母に感謝を述べた瞬間から、「父に憧れて父の息子らしくありたい、けれど、父と同じじゃなくていいんだ」という肯定的なあきらめを手に入れたようでした。
そして、そう思えたことは、自分を大切に想ってくれる人たちが居たから強くなれたこと、自分だけで全て解決したわけではないということも言葉に出して伝えています。
温かく見守っていくれていた父と母の親の視点と、主人公・スバル自身の成長が感じられる名シーンだったのではないでしょうか?
身近な人が望むのは、あなたが何かを成し遂げたことよりも、あなたが元気で頑張る勇姿なのです。

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season見どころ2「自分のバカさ加減が酷すぎて、呆れちまって笑うしかねぇんだ…。」

第32話「ユージン」主人公スバルが捕まり、オットーが助けに来たシーン

画像引用元:公式サイト「第29話」より

「お前が俺に手を貸す理由が見つからない。」
「あのですねぇ、ナツキさん。友人を助けようとするってのが、そんなにおかしなことですかねぇ?」
・・・・途中・・・・
「フハハハハッ。と、と、ともだち。友達かぁ、あは、そっか、そっかぁ。オットーお前俺と友達になりたかったのかよぉ。」
・・・・途中・・・・
「笑わずにいられるかよ。お前がおかしいんじゃない。自分のバカさ加減が酷すぎて、呆れちまって笑うしかねぇんだ。」(涙)

セリフ引用元:第32話「ユージン」作中より

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasondが1期と大きく違うところは、主人公・スバルが今まで自分の命を投げ出すことで苦難を乗り越えてきましたが、逆に周りの人間が主人公・スバルのことをどういう存在であるのかにもフォーカス(焦点)があげられています。
「誰かを守る立場」から「自分も守られるべき立場」であること、「大切にするべき存在は、自分も含まれている」という、主人公・スバルが今までとってきた自己犠牲とは正反対の意識も持つべきだということに気付かされます。
絶望の中、自分一人の力で何とかできた、希望をつかんできました。でも、今後は、それだけでは解決できないことがあるという伏線となっています。
このことは、今まで「他者との関係性を避けてきた自分の過去を乗り越えるべき課題」という人生の試練と向き合うことが、テーマとなっていく気がします。私たちも、主人公・スバルのように、孤独だと思い込んで見えなかった視点から、実は誰かに助けられていることや、自分の存在することの大切さと向き合う重要性を感じられたのではないでしょうか。

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season見どころ3「弱いところも見せる。もろいところだって見せる。でも諦めるところだけは見せねぇ!」

第37話「魔女たちの茶会」突然、主人公スバルの大切な人・レムが現れるが、その言葉を聞いて幻想だと悟るシーンより

画像引用元:公式サイト「第37話」より

「俺がどうしようもないどん詰まりにいて、膝を抱えてウジウジと悩み続けてる時、お前ならきっと優しく寄り添ってくれると思ったよ。そうして、お前は俺の弱音を聞いて、泣き言を吐き出させて、涙も枯れるくらいまで絞り出させて、さぁ、立って下さいってそういうんだ。」
「もう休んでくださいなんて言わない!諦めて全部レムに任せてくださいなんて言わない!」
・・・(中略)・・・
「弱いところも見せる。もろいところだって見せる。でも諦めるところだけは見せねぇ!」

セリフ引用元:第37話「魔女たちの茶会」作中より

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasondの見どころ紹介の最後は、主人公・スバルの力強いセリフで締めさせていただきます。
確かに、現状の問題を最後に解決するのは、自分自身かもしれません。しかし、世界は自分一人だけで成り立っているわけではありません
本当に大切で信頼している人の前では、弱さを見せることも、人生には必要だと感じます。
一生懸命生きていれば、かっこいいところばかりではないはずです。逆に格好悪いと感じているのであれば、それは私たちが、人生に大して前向きに考えているという証拠です。
あとは、挑戦することを諦めない心と、誰かのために努力する他者貢献の心があれば、誰もが、英雄になれると思います。
また、この後の、魔女たち全員が、主人公・スバルに注目し、そして主人公・スバルが素直に感謝の言葉を伝えるシーンも必見です。
主人公・スバルは、何で自分にこんなに注目されるのか不明といった様子でしたが、才能があろうがなかろうが、何か特別なものを持っていようがいまいが、一生懸命に頑張る姿は、無条件に応援したくなるものです。なぜなら、誰もが、そういう英雄像に憧れるからです。
この記事を読まれているあなたも、何度も諦めない姿に興味を持ち、無意識に応援したいと思い、本当のカッコ良さに気付いているのではないでしょうか?

ということで、いかがでしたか?
『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasondの見どころを私の独断で、3選しましたが、1話ずつ噛み締めていただけると、より言葉の深みが味わえるかと思います。
また、アニメだけでなく原作小説(MF文庫J 著者:長月達平)も是非ご覧いただければと思います。
そして、最後に、この記事が、あなたの人生と、本作品をより味わい深いものになれば幸いです。



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