こんにちは。日本で生まれ、子供の頃からアニメや漫画が大好きで、愛や勇気・友情といった人生観を学んだ、OBTです。
この記事では、2020年7月に地上波で放送されたアニメ
を取り上げ、本作品のあらすじを簡単に解説し、 私が独断で選んだ見どころ3選とそのおすすめするシーンから、本作品の魅力と感想をお伝えいたします。
また、本記事は、本作品『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』を鑑賞し、私が人生に影響を受けたことを中心に感想を述べています。
そのため、本作品の紹介よりも、自己啓発的な視点が多いかもしれませんが、
もうご覧になられた方や、まだご覧になっていないという方は、一度鑑賞していただけたらと思います。
きっと、この記事を読んでいるあなたにも、自分の人生で選択した目的地への道行きの意味を証明することの大切さを思い出させてくれることでしょう。
※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれています。
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』見どころ3選【おすすめと感想・魅力紹介】
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』あらすじ解説
舞台は、2037年バイオテクノロジーが急速に発展した近未来の日本。「人工生体」の研究中に起きた大事故“バースト”により、暴走した人工生命体“マター”が黒部峡谷一帯を侵蝕。 その研究所一帯は立ち入り禁止区域となります。 その災厄で、家族を失った主人公の橘アイコ(15歳)は、転校生のもう一人の主人公・神崎雄哉と出会い、自身の身体の“秘密”と、母と弟はまだ生きていることを明かされます。半信半疑であったアイコは、真実を確認するために、封鎖されたエリアへの侵入を決意します。この時はまだ、自分が人類の未来を背負うことになるとは思いもよらないのでした。
©BONES/Project A.I.C.O. 原作:BONES/監督:村田和也
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』見どころ1「俺はこの道行きの意味を証明する!」
第八話「行路」護衛部隊のダイバーリーダーの篠山大輔が犠牲となり皆で悼むシーンより
「確証があるなら、それは何かを賭けたことにはならない。」
「何だと!?篠さんを侮辱するのか!」
「確証なんか無くとも篠山さんは俺の話を信じた。俺を信じてくれたんだ。引き返す気はない。断じて。プライマリーポイントに辿り着き、俺は、この道行きの意味を証明する!」セリフ引用:第八話「行路」作中より
バイオハザードの話は、犠牲者が付き物です。しかし、『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』では、登場人物1人1人の考えや行動、人間関係の描写を丁寧に描かれています。
また、個人的な主観ですが、仲間のメンバーには嫌味な人物は存在せず、それぞれの立場での発言が世界観を味わい深いものにしている点も見所であると思います。
というのも、格エリアで中継ポイントがあり、命をかけたやりとりの間や休憩時に、登場人物の会話が入りながら物語が進んでいくからです。
回を増すごとに、徐々に明かされていく真実と同時に、目的地に辿り着くまでに誰が死んでしまうのか、できれば皆生き残ってハッピーエンドを迎えて欲しいという気持ちになり、毎回ハラハラしてしまいます。
中盤に来て、初めて犠牲者が出たことで、それでも、目的地に向かう意味と向かい合い、
主人公のアイコは「目的地で待つ家族を助けたい。でも誰も死んで欲しくない。」
もう一人の主人公・神崎は、「それでも前に進まなければならない。」と
自身の決意を強く固めたという点で、この回が物語の転換期となっている気がします。
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』見どころ2「あんたのボスは正しかった」
第十一話「矜持」マター対策本部の南原が自分のキャリアを捨てて、自衛隊の現場への総攻撃を止めるシーンより
「あの人はご自分の全てとも言えるキャリアと引き換えに攻撃を止めて見せた。」
・・・(中略)・・・
「あんたのボスは正しかった。」セリフ引用:第十一話「矜持」作中より
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』の見どころの1つに、主人公らの進行上の直接的な闘いとは別に、政府や桐生病院といった外側の闘いがあります。
それぞれの人物の立場からの視点で、物語が1つの結末に向かっていくのも特徴です。
正しいと思っていても、現実にそれを実行したり、突き通したりすることは、立場やプライド、守るものがあれば、躊躇してしまうものです。
アニメだからと割り切ることは簡単ですが、自分の正しさを客観視して、その正しさを正しいと証明するために行動することは、勇気が必要です。
マター対策本部の南原のように、やり通すためには、どうしたらいいのかを考え、リスクと天秤にかけて、それでも最善の手を考えて行動することは、見習う所があると言えるのではないでしょうか。
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』見どころ3「それでも行くのかよ!」
第十一話「矜持」護衛部隊のダイバー水瀬が、自身を犠牲にするために進む神崎やアイコを止めるシーンより
「俺にはわかる。お前だってアイコちゃんのことを何とも思ってないわけがない!それでも行くのかよ!」
セリフ引用:第十一話「矜持」作中より
護衛部隊のダイバー水瀬が、アイコを失いたくない一心で2人に放った言葉ですが、その返答からは、
主人公・アイコ自身の「家族を助けたい」「自分を取り戻したい」という決意とともに、最初の時より強くなった心の成長を感じることができます。
神崎からは、人間らしい葛藤が見られ、心変わりの変化を感じることができます。
何か新しい事に挑戦する時や、大きな決断で行動する時は、必ずリスクが存在し、当然想定します。
失敗した時の立て直しや、その結果で得られるリターンを天秤にかけて、多角的かつ合理的に考えます。
それでも、神崎やアイコのように、やり通すと決意したなら、後は最善を尽くして、行動するのみです。
水瀬のように、護衛部隊のダイバー達のそれぞれの想いも交錯する中で、それでも、1つの目的地を目指した先にある結果は、見返りやメリットと言った合理性や理屈だけではない人間賛歌がそこにあることでしょう。
『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』最後に
いかがだったでしょうか。最後に、みんながハッピーエンドになることを願って、世界観の面白さだけでなく、登場人物のそれぞれの立場から考察できる『A.I.C.O. Incarnation(アイコ)』を、是非ご視聴いただければと思います。
また、合わせて、漫画版の、道明宏明先生著作も、ご愛読いただけたら幸いです。
最後に、この記事が、あなたの人生と、本作品をより味わい深いものになれば幸いです。
↑マンガ無料立ち読み
↑今なら無料でお試し!「ゲオ宅配レンタル」
コメント