こんにちは。日本で生まれ、子供の頃からアニメや漫画が大好きで、愛や勇気・友情といった人生観を学んだ、OBTです。
この記事では、2019年11月18日発売、ただいま好評連載中の、
を取り上げ、本書のあらすじを簡単に解説し、 私が独断で選んだ見どころ名言5選と、そのおすすめする理由や感想、魅力をお伝えいたします。(ネタバレ注意)
また、本記事は、本書『よふかしのうた』を読んで、私が人生に影響を受けたことを中心に感想を述べています。
そのため、書籍の紹介よりも、自己啓発的な視点が多いかもしれませんが、
もう読まれた方や、まだ読んでいないという方は、一度一読していただけたらと思います。
きっと、この記事を読んでいるあなたにも、人間と吸血鬼が共存する世界とその関わり方を通して、価値観の違いやその距離感、交友や恋愛、葛藤や苦悩、恋と青春など、人間関係とそれぞれの人生模様を楽しむことができることでしょう。
※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれています。
『よふかしのうた』見どころ名言5選【感想と魅力】(ネタバレ注意)
よふかしのうた（１） (少年サンデーコミックス)
著書：コトヤマ 発行所：小学館
『よふかしのうた』あらすじ解説
主人公・夜守コウは女子がニガテな中学２年生。現在、不登校中で夜に眠れない日々が続いていました。そんなある日、コウが初めて夜を出歩いてみるところから物語は始まります。コウは、夜が昼間とちがう世界であることに心を踊らせます。そこに本作ヒロインである七草ナズナが現れ…。吸血鬼と人間との異種族が共存している世界と、その関わり方を通して巻き起こる、真夜中のボーイ・ミーツ・ガール、ラブストーリーです。
『だがしかし』少年サンデーコミックス(株)小学館の著者：コトヤマ様の待望の最新作。
記念PVは、アーティスト・ヨルシカ様の「逃亡」が流れ、注目漫画です！
© Shogakukan Inc. 2020
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『よふかしのうた』1巻 見どころ1 「遊ぼうぜ少年。夜は遊ぶもんだ。」
第1巻 第3夜「ナイトフライト」プロローグ 2人の運命の出会いの初フライトシーンより
「遊ぼうぜ少年。夜は遊ぶもんだ。しっかり、つかまっときな。」
「どうだ少年！？ どんな気分だ！？ 〇〇くん！ 〇〇くん！」
「ふっ、ふっ…、ふふ…、はは…、はっ…、はっ…、最高…」
セリフ・画像引用元：『よふかしのうた』 1巻 第3夜「ナイトフライト」作中より
1巻の始まりとして、2人の出会いの初フライトシーン。プロローグの場面ですが、夜の2人だけの秘密の時間という時点で、もうすでにドキドキするのは私だけでしょうか？
寝て起きたら昨日の夜のことは夢だったのではないかという幻チックなところは、現実味を帯びつつも不思議な感覚におちいります。
ここから物語は始まっていくわけですが、どことなく毎日が退屈で、人との関わりもなく、かと言って、完全に孤独に浸りたいわけではないですが、独りが楽といった方には、世界観にすんなり自己投影できるのではないでしょうか。
この『よふかしのうた』の二人のように、楽しいことは正直に楽しいと言ってやってみると、世界は別の色に染まり、違ったように見えるものです。
このシーンでは、そんな”よふかし”の雰囲気と感覚を楽しめるかと思います。
『よふかしのうた』1巻 名言1 「今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ。そういう生き方も悪くないぜ」
「今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ。そういう生き方も悪くないぜ」
セリフ・画像引用元：『よふかしのうた』 1巻 第2夜「大きめの蚊」作中より
満足していない日々の一日は長く感じ、一日を振り返ると記憶に残らず、気づけばあっという間に歳月が過ぎている。そんな時はせめて今日という一日だけでも長くしてみましょう。
『よふかしのうた』見どころ2 「要するに「夜遊びしたいから〇〇になる」って言っているのだ。」
第2巻 第18夜「楽しい方がいいよ」主人公・コウが登場人物の人生相談で悩みを解決するために奮闘するシーンより
ーなんて馬鹿げた話だろう。要するに「夜遊びしたいから〇〇になる」って言っているのだ。
でも、なんて、羨ましい。ー
「あは、は、何それ!? 君、変だよ！」よふかしのうた（２） (少年サンデーコミックス)
2巻 第18夜「楽しい方がいいよ」作中より
生きていれば楽しいことだけではありません。
好きなことをしていても、したくないことや嫌なことは付き物です。
特に、仕事上のコミュニティ(人間関係)で悩むことは、多いと思います。
主人公・コウがこの回で出会った女性も、同じような人間関係の悩みを抱えています。
そんな時は、1人で悩まず、別のコミュニティ(人間関係)に所属したり、相談したりしてみると、そのコミュニティ(人間関係)は自分にとって、そんなに我慢しなければいけないほど重要なものではないことに気付くと思います。
人生は一度きり。難しく考えずに、自分の心に素直に、正直に生きてみて、嫌なことは「いや！」とはっきり言う勇気も時には必要です。
女性が苦手で引きこもっていた主人公が、知り合って間もない女性のために、身体を張って、そんな大事なことを教えてくれたこのシーンに、あなたも心を動かされるかと思います。
『よふかしのうた』見どころ3 「今日で、バイバイ…。あれ？」
第3巻 第29夜「ずるい」吸血鬼と人間という異業種の付き合い方に真正面から向き合うシーンより
「普通は許されない。人間と友達は成り立たないんだ。」
「だから…ごめんね。」
「今日で、バイバイ…。」
「あれ？」(一筋の涙がこぼれる)よふかしのうた（３） (少年サンデーコミックス)
セリフ引用元：第29夜「ずるい」作中より
本書『よふかしのうた』では、人間関係での悩みがたくさん出てきます。その度に、問題と向き合うシーンが見どころと言って良いでしょう。
このシーンでは、人間と吸血鬼との関係が続くわけがなく、いつかは終わりにしなければならないため、「さよなら」を告げるのですが、自分で気付いていなくても心に嘘はつけません。
何か壁にぶつかった時は、逃げずに本音を吐き出して、自分の心や相手と向き合う勇気が大切です。
その結果のリターン(見返り)は、自分が望んだ未来のはずだからです。
たった一度の人生、「失敗よりも後悔しない」選択をする、そんな大切なことを思い出させてくれます。
『よふかしのうた』見どころ4 「それと上手く付き合うしかないよね。」
第4巻 第33夜「運が良ければわかるかも」良き友達を通して自分の存在や弱さと向き合うシーンより
「今回ちょっと間違っただけで、〇〇ちゃんの歪みは正常だよ。いい写真だったし。人間なんて、だいたい皆、病気なんだから、それと上手く付き合うしかないよね。」
よふかしのうた（４） (少年サンデーコミックス)
セリフ引用元：第33夜「運が良ければわかるかも」作中より
人は誰しも誰かに自分という存在を認めてもらいたいと思うものです。
その承認欲求の満たし方は、人それぞれですが、そんなことをあれこれ考えなくても、本当の友達はあなた自身を無条件に認めてくれているものです。
本書『よふかしのうた』のこのシーンのように、ありのままの自分でいることが当たり前の環境を見つけることができたら、とても生きやすくて幸せなことだと実感させられると思います。
『よふかしのうた』見どころ5 「うるさいな!!俺が会いたいんだよ!!!」
第5巻 第46夜「仲良くヤろうや」独りに戻ろうとするヒロイン・ナズナを主人公・コウが追いかけるシーンより
「どこ行くんだ？」
「〇〇を捜すんだよ。」
「〇〇は今、君に会いたくないってさ。」
「うるさいな!!俺が会いたいんだよ!!!」よふかしのうた（５） (少年サンデーコミックス)
セリフ引用元：第46夜「仲良くヤろうや」作中より
5巻まで色々とありましたが、ここで、主人公・コウの真っ直ぐな行動と、自分の想いを吸血鬼のナズナに伝えるシーンが登場します。
自分の気持ちに正直に行動することほど幸せな生き方はありません。何が正解かどうかは誰にも分かりませんが、自分の気持ちと向き合った行動の結果は、後悔が少ないものです。
特に若い頃の自発的な行動による体験は、今後の長い人生を渉る上で高い価値を持ちます。たとえ転んでも、治りは早いし、立て直しも利くものです。
それに、結果的に後悔が残ったとしても、長い人生の中では、無駄なことは一つもありません。必要な経験としてそこから学ぶことは多いはずです。考える時間も十分あるのですから。
『よふかしのうた』最後に
いかがでしたか。
私が『よふかしのうた』を通して得た教訓は、「自分の気持ちに正直に行動しよう！」でした。
一度きりの人生、楽しんだもの勝ち。『よふかしのうた』を読んで、たくさんの人間模様を見て、人生の中で起こる、一瞬一瞬に意味を考えさせられる作品だと思います。
まだまだ連載中で、これからの展開が楽しみな『よふかしのうた』見どころ5選でした。
この記事が、あなたの人生と、本作品をより味わい深いものになれば幸いです。
よふかしのうた（１） (少年サンデーコミックス)
著書：コトヤマ 発行所：小学館
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