こんにちは。日本で生まれ、子供の頃からアニメや漫画が大好きで、愛や勇気・友情といった人生観を学んだ、OBTと申します。
この記事では、2021年から連載が開始されている、「小説家になろう」から始まった猫夜叉様原作の
を取り上げ、筆者が独断で選んだ本作品の見所を3つ選び、人生の学びとなったことをお伝えいたします。(ネタバレ注意)
「まだ読んでいない」「これから読もうとしている」「もう読んだよ」と言った方でも、余韻を楽しむといった感じで、軽く一読していただけたら幸いです。
きっとこの記事を読み終えた頃には、読み終わる前までと比べ、あなたの人生がより豊かな物となっていることかと存じます。
『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』(ネタバレ注意)見所3選
真の実力はギリギリまで隠していようと思う 1 (電撃コミックスNEXT)
著者:猫夜叉 作画:亀小屋サト キャラクターデザイン:鍋島テツヒロ
連載誌:月刊コミック電撃大王 著書:KADOKAWA
『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』(ネタバレ注意)見所(学び)1「他人の見方は180度変わる。だから噂や評価は気にしない」
本作品『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』の学ぶべきポイントの1つ目が、
というところでした(ネタバレ注意)。
「ここはゴミ箱じゃないぞ。剣も魔法もゴミ以下の無能が、なんの間違いでこの『フェリス魔法騎士学園』に入学してんだ? ああ?」
引用:第1話 マロ・バーンのセリフより
「ここはお前みたいな才能もなく努力もしない、無能が来る場所じゃない。どうせアスタリオ家の名を借りてズルして入学したんだろうが。みんなも無能と同じ教室で授業を受けるのは嫌だってよ? なぁ?お前ら!」
「そーだそーだ」
「もっと言ってやれー」
引用:第1話 マロ・バーンとクラスメイト達のセリフより
『フェリス魔法騎士学園』に入学した初日に、マロ・バーンというクラスメイトらに絡まれ、言いたい放題暴言を吐かれます。幼馴染のアリス・ローゼ以外は、いきなりクラスメイト全員が彼をよく思わないアンチ(反対的立場)集団の中からのスタートととなります。
ネタバレをすると、実は主人公ユノ・アスタリオは、生まれた瞬間にゼウスという神(全知全能の神でしょうか?)と契約し、強大すぎる力を手にしていたのですが、制御することやひた隠しにすることで人生の大半を費やしてしまった印象を受ける少年です。そのため、その事実を知らない人たち、そしてユノの実の父でさえも、彼を『無能』のレッテルを貼りつけていたのでした。
ではなぜ、そんなことになったのか。ことの経緯は、彼の幼少期にあります。ユノは姉との稽古中に、自身の強大すぎる力の暴発で大切な実の姉を殺しかけてしまったことがあるのです。そのため、自分の力を制御することに神経を注ぎ、心の内では暴発する不安や恐怖があったようです。
結果的にその出来事がきっかけとなり、姉のレイ・アスタリオは、主人公ユノの隠れた才能に確信と期待をより一層深めることとなります。後に、ユノの才能を信じる姉とユノの才能に気付かない父とで言い争いになり、成り行き上『フェリス魔法騎士学園』に入学せざるを得なくなってしまったのでした。
このように、物事の真実は1つではありません。人にはそれぞれ事情があり、立場も異なります。ユノのように、努力の方向性が違っていて、他の人には気付けないこともあります。その人のことを、100%理解することなど不可能です。なので、一方的な見方で、何の根拠も責任もない身勝手な噂は気にしなくて良いです。逆に、あなたのことある程度知った上で、本当に嫌いになる人や敵になる人はごく少数でしょう。良い意味でも悪い意味でも、あなたのことにそれほど注目する人は、あまり多くはいません。「そうなん?」「別にどうでもいいわ」と言った無関心で、中立な人の方が大多数でしょう。そんな人たちは、あなたにとってただの棒人間です。相手にせずに、あなたが思うままに進みましょう。あなたの味方になってくれる人だけ友達として付き合っていけばいいです。
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『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』(ネタバレ注意)見所(学び)2「自分がこの世界の主人公。あとはみんな脇役。だから自分の心に正直に、正しいことだけで突き進もう」
本作品『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』の学ぶべきポイントの2つ目が、
です(ネタバレ注意)。
全章でお伝えしたように、特によく考えもしない人の意見は180度変わることがあります。
「おい、アイツが噂の新入生か?」
「野良神と契約したらしいぜ」
「馬鹿だよなぁ」
「アイツ絶対後悔するぞ」引用:第2話 学園内の学生達のセリフより
名のない神と契約したユノが後日登校すると、注目の的となります。しかし、模擬戦での結果で圧勝の結果を残した途端、噂をしていた大衆は、手のひらを返します。
「あの元野良神、実はすごい神様らしいぞ。名前は…確かアテナだっけ。」
「正直見た目めっちゃ好みだわ」
「すげー可愛いよな」
「《美少女神》アテナだ」引用:第2話 学園内の学生達のセリフより
こうして神アテナは、野良神と蔑まれていた時とは一転、美少女神との評価となって瞬く間に噂は広がりました。言うことや価値観は180度変わっても、変わったこと自体を気にする人はいないくらい、大衆は身勝手と言うことです。一方、ユノはと言うと、
「アイツだろ?伯爵家の次男をボコボコにた奴」
「いくら身分が統一化されてるからって普通するかぁ?ボコボコに」(いやボコボコにはしてないから。ワンパンだよ、ワンパン)
引用:第2話 学園内の学生達のセリフより
「いくら模擬戦が初めてでも血祭りはヤバいだろ」
(いや血祭りにはしてないから。華麗に一撃だよ。一撃)
引用:第2話 学園内の学生達のセリフより
事実とは違ったことが一人歩きしていました。
このように、みんなが言っていることがいつも正しいとは限りません。評価なんていくらでも変わるので、気にすることはありません。本作中のように、ここまで描写されると、逆に主人公の存在の引き立て役として滑稽に映ることでしょう。同じような現実に直面した時、「あなた自身がこの世界の主人公で、ギャラリーはあなたの脇役でしかない。だから、あなたがしたいことを思いっきりすればいい」ということを思い出してほしいシーンでした。
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『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』(ネタバレ注意)見所(学び)3「パートナーは自分の好みで選んでいい。恋人も友達もお客もビジネスパートナーも気に入った人だけ選べばいい」
本作品『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』の学ぶべきポイントの3つ目が、
です(ネタバレ注意)。
「ユノには隠れた才があります。家督を継ぐべきユノを追放するなど、それこそアスタリオの恥。そんな生き恥を晒すくらいなら、この命、惜しくはない!」
引用:第3話 姉レイ・アスタリオのセリフ
「ルナ様!何故私ではなく、ユノなのですか?」
「簡単な話よ。私は彼を気に入ったの」引用:第3話 ルナ・フレイムの言葉
本作品では、学園が舞台ということもあり、脇役がたくさん出てきます。現実の人生も一緒で、生きていくうちに出会った”この人”という存在が現れたなら、逃さずに選べばいいです。あなたが望めば、出会いなんて山ほどあるので、パートナーや関わりたい相手は、自分の好きに決めればいいということを改めて感じさせてくれた内容でした。
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『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』おまけの名シーン
本作品である『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』の見所の要因の1つは、魅力と個性のある登場人物達だと感じています。その方達のグッとくるシーンやセリフがあるので、ご紹介しておきます。ネタバレになるため、詳細は、一読していただき、ぜひ作中にて探してみてください。きっとあなたの心の中が温まることでしょう。
「どうか…、どうか私に名前をください」
引用:神アテナが初めて名前を手にするシーンより
「怪我でもさせたら、承知しないんだから!」
引用:アリス・ローゼのセリフより
「私のこと、覚えておられますか?」
引用:アイン・スタットのセリフより
「一体どこの誰ですか? あなた様を「無能」などと読んだのは?」
引用:クロードとの一騎打ちのシーンより
「ユノ、やっちゃえ」
引用:ルナ・フレイムのセリフより
『真の実力はギリギリまで隠していようと思う』終わりに
いかがだったでしょうか? 最後まで、この記事を読んでいただき、ありがとうございました。
また漫画を読み終えた後は、猫夜叉様の原作も一読していただけると、本作品がより味わい深いものになるかと思います。
それでは、この記事があなたの人生に少しでも役立つきっかけとなれば幸いです。
最後に、今後の猫夜叉様のご活躍にご期待いたします。
真の実力はギリギリまで隠していようと思う 1 (電撃コミックスNEXT)
著者:猫夜叉 作画:亀小屋サト キャラクターデザイン:鍋島テツヒロ
連載誌:月刊コミック電撃大王 著書:KADOKAWA
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