『彼女、お借りします』(かのかり)見所3選【名言と感想】ネタバレ注意

漫画

こんにちは。日本で生まれ、子供の頃からアニメや漫画が大好きで、愛や勇気・友情といった人生観を学んだ、OBTと申します。
この記事では、2017年から連載が開始されている

『彼女、お借りします』(かのかり)

を取り上げ、本作品のあらすじを簡単に解説し、個人的な主観ではございますが、本作品『彼女、お借りします』(かのかり)の見所3選と、おすすめする内容や名言、その感想や魅力などをご紹介(ネタバレ注意)いたします。
まだ読んでいないという方や、気になってこれから読もうとされている方、またもう読まれたと言う方でも、余韻を楽しむといった感じで、軽く一読していただけたら幸いです。
きっとこの記事を読み終えた頃には、読み終わる前までと比べ、あなたの人生がより豊かな物となっていることかと存じます。
※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれていますが、より深い興味を持っていただけるよう配慮しております。

 

※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれていますが、ご紹介する作品に興味を持っていただけるよう、引用は最小限に配慮しております。なお、本記事の内容は、筆者の個人的な見解によるものです。そのため、本作品の著作者様のご思想や解釈等とは、一切関係ございません

 

 

『彼女、お借りします』(かのかり)見所3選【名言と感想】ネタバレ注意


彼女、お借りします(1) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

 

『彼女、お借りします』(かのかり)あらすじ簡単解説

主人公「木ノ下和也」は、都内の大学の経営学科に通う20歳の大学生の男の子です。練馬区のアパートに一人暮らしで、バイトはしておらず、入学時の親からもらった仕送り100万円を食い潰しながら、生活を送っています。印象としては、思春期のどこにでもいるような男子で、「彼女はいる」という設定から始まります。が、わずか開始4ページにして、彼女から別れを告げられ、フラれてしまいます。フラれたというショックから、何気にスマホをいじっていると、あるサイトの『レンタル彼女』の文字が目に入ってきます。自暴自棄になり、試しに予約をして指定場所で待ち合わせをしていると、そこに現れたのは、顔・服装・スタイルともに文句なしの超絶美人で…。

 

『彼女、お借りします』(かのかり) 見所1 魅力ある登場人物

本作品である『彼女、お借りします』(かのかり)の見所の1つ目は、まず何と言っても、少年誌における学園ラブコメということで、魅力あるヒロインの存在でしょう。続いて、初めはどこにでもいるような冴えない主人公。でも後々に、内に持っている魅力が輝いてくる大器晩成型の過程が楽しめます。そして、主人公を取り巻く脇役たち。けれど、その友人や、ヒロインの親など、個人的には人生の教訓となる名言や行動をサラッと心に刻ませてくれる、本作品を1度は読むことを強くおすすめする存在でもあります。

登場人物① 水原千鶴

彼女、お借りします(21) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

さすがメインヒロインと言った感じで、絵に描いたような、優しく、真面目で、清楚。美人で、スタイルも良く、家事もでき、作法もある。苦労を経験していて、人の弱さに寄り添える、夢に向かっての努力家・勤勉家で、お金の稼ぎ方も知っています。数え上げればキリがないほどに、まさに理想、良妻賢母と言った女性ではないでしょうか。
そんな彼女ですが、主人公と関わることで、喜怒哀楽の様々な一面も見せてくれます。その自然体の姿を楽しむのも本作品の魅力でもあります。

登場人物② 更科瑠夏


彼女、お借りします(4) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

3巻より登場する、あることがきっかけで主人公のことを好きになり、毎日の人生を100%全力で追いかける恋する乙女です。彼女に惹かれる方も多いのではないでしょうか。4巻『満足度28(※28話のこと)「彼女」、更科るか』の、彼女の生い立ちは彼女のことや魅力を知る上で、必見です。
また本作品は、よいしょよいしょで、それぞれのヒロインとの交わりがありつつ物語が進んでいくため、一気に読み進めることができます。そう言う意味では、どの巻も繰り返し何度も読み返すことで、よりそのヒロインに感情移入できるのではないでしょうか。

登場人物③ 桜沢墨

彼女、お借りします(18) (講談社コミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

5巻より登場する、人見知りが超激しい女の子です。ですがその分、色々なことを考えており、内面や行動がまっすぐです。常に相手のことを考えようとするため、共感力が半端ないです。可愛らしく、笑顔が素敵な超癒し系で、主人公が何か悩んでいる時は、敏感に察知して、そばに寄り添い、一緒に悩んだり、悲しんだりしてくれます。その姿に、ハートを持っていかれる方も多いのではないでしょうか。

登場人物④ 八重森みに


彼女、お借りします(15) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

13巻より登場する、主人公と同じ大学に通う後輩です。知識はYouTubeから、コスプレーヤーであり、心は生粋のYouYuber。ツイキャス、ニコ生配信と、まさに現代を生き、現代社会を謳歌する女の子です。素直で良い子と言った印象で、面倒見があり、世話焼きでもあります。自分の好きにはストレートで、人生を楽しむことをモットーにしているようで、見ていて気持ちが良いです。

登場人物⑤ 七海麻美


彼女、お借りします(20) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

同じ大学に通う主人公の初彼女にして元カノ。主人公を振った後も、不意に現れては、気のある態度をとる小悪魔的な側面がありますが、それでも文句なしの美少女です。恋の駆け引きを楽しみたい方や、虜にされたい人は是非、必見です。

登場人物⑥ 木部芳秋

主人公の青春の学生時代を共に過ごしたかけがえのない友達の1人です。普段は、馬鹿なことをしたり、たわいもない会話ができる間柄ですが、親身にならないといけない場面では、耳の痛いことでも真正面からきちんと言いたいことを言ってくれたり、不仲になりそうな彼女との間を取り持つ仲介役になったりと、さりげなく気にかけてくれる友人が、もうかっこ良すぎます。
下記は、彼の勇姿や弱った時に言われたい一言を、一部抜粋してみました。詳細は、是非、本作品でご確認ください。(一部ネタバレ注意)

■ 主人公が元カノとのことで、彼女と口喧嘩した後のことを気にかけたセリフ

「えっ、じゃねーだろ!あのあと、ちゃんと仲直りしたのかって話だよ!」
「まぁ2人の問題だ、口出す気はねーけどさ」
「お前が本気で○○ちゃん好きだったのは知ってるけどさ、”今の彼女”大切にしろよ」

セリフ引用元:『彼女、お借りします』(かのかり)(2)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

 

■ 主人公の気持ちが他の異性にチラついた時も、お節介に身を呈して一喝するシーン

「旅行中ずっと○○ちゃんにデレデレしやがって!!(中略)クズならクズらしく”今カノ”にデレデレしやがれ!!目の前の女も大切にできねーヤツに守れるもんなんかねーぞっ!!」
(中略)
「○○ちゃんも○○ちゃんだ…。和ちん(主人公)バカだからさ…すぐ勘違いすんだよ。フッた相手に思わせブリな態度取んのは、やめてくんねぇか?」

セリフ引用元:『彼女、お借りします』(かのかり)(2)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

 

■ 主人公と彼女の仲を取り持つために、文字通り人肌脱いで動いてくれたりもします。(もはや勇者。)

「ちょっと、話をさせてもらえませんか?」
(中略)
「飲み会で君が和ちん(主人公)を庇った時に思ったんだ」
「やっと和ちん(主人公)の良さに気付いてくれる人が現れたんだって」
「俺には2人に何があったかなんてわかんねーけどさ」
「和也(主人公)ののクズさに嫌気が差したってだけなら、もう少しチャンスくれねーか?」
「あいつに腹が立ったら俺が代わりに殴るから….」
「あいつ悪いヤツじゃねーんだよ」
「きっとあんたのこと最後は幸せにしてくれると思う」

セリフ引用元:『彼女、お借りします』(かのかり)(2)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

もういっそ、「この人が主人公でいいんじゃないのか?」と思えるくらいのかっこ良さです。
本作品『彼女、お借りします』(かのかり)の名言は、同サイト内の別記事「漫画の名言から学ぶ」にも掲載しましたので、そちらも合わせてどうぞ。

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登場人物⑦ 水原千鶴のおばあちゃん

本作品『彼女、お借りします』(かのかり)では、他人とお付き合いするということで生じる家族ぐるみの付き合いの様子や、今まで大切に育ててきた大事な子どもを見守る親の姿なども、丁寧に描かれています。このことは、『彼女、お借りします』(かのかり)が、単なる恋愛学園もので終わらない、家族の大切さや、愛の深さを、より現実的に、誠実に描いていると言えるでしょう。
私たちは、『彼女、お借りします』(かのかり)を通して、人間ドラマや、人の温もりと言ったものを、身近なものに感じることができるのではないでしょうか。(一部ネタバレ注意)

■ お見舞いのとあるシーンより1

「人は誰しも補い合って生きているの」
「完全無欠の人間なんていない」
「だから足りない何かを傍にいる人に埋めてもらうの」

セリフ引用元:『彼女、お借りします』(かのかり)(13)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

 

■ お見舞いのとあるシーンより2

「人に”愛”が芽生える瞬間はいつか知ってる…?」
「その人のことを楽しそうに語った時よ」

セリフ引用元:『彼女、お借りします』(かのかり)(17)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

『彼女、お借りします』(かのかり)見所2 登場人物とその成長

本作品の『彼女、お借りします』(かのかり)の見どころの2つ目は、ズバリ、登場人物たちの成長ではないでしょうか。

① 水原千鶴のその成長

水原千鶴さんは、レンタル彼女としての立場から、明らかにその業務から逸脱した行動を取っている自身の主人公に対する気持ちと、子供の頃から努力してきた夢に対して挫折し諦めるのか、それとも食いしばって立ち向かうかの選択に、葛藤しながら向き合うことになります。その姿からは、第2の主人公のように感情移入し、心惹かれることでしょう。(一部ネタバレ注意)

■筆者おすすめの見所巻は12・14:
主人公・和也さんの頑張っている姿から背中を押されるシーン


彼女、お借りします(14) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

② 更科瑠夏のその成長

更科瑠夏さんは、主人公のご家族の家に訪問してから、人を好きになるという気持ちだけでなく、主人公以外の人にも認められるような大人の女性へと、意識に大きな変化を起こしたように感じます。単純に2人だけで付き合うという枠におさまらない、お付き合いするということの意味や重要性を、彼女を通して改めて教えてもらえたような気がします。(一部ネタバレ注意)

 ■筆者おすすめの見所巻は11:
実家のイベントに突撃参加した時のシーン


彼女、お借りします(11) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

③  桜沢墨のその成長

桜沢墨さんは、人見知りの自分を変えようとレンタル彼女を始めてから、主人公へのおもてなし企画を考案し、実施します。そのプラン決行からは、彼女の想いや努力が1つの集大成となっています。レンタル彼女としては何の変哲もない1日デートプランですが、それまでの彼女を想像すると、この日が彼女の今後の人生において、どれほど重要な意味を持つのか、私たちもそこから学ぶことは多いかと思います。念入りな準備から、アクシデントあり、最後には…、色々な意味で必見の回です。(一部ネタバレ注意)

■筆者おすすめの見所巻は12:
おもてなし企画シーン


彼女、お借りします(12) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

④ 木ノ下和也のその成長

最後に、主人公である木ノ下和也さんは、最初はダメダメ君として描かれていましたが、周りの優しい人たちに触れていくことで、自分の気持ちや大切なことに気づき、次章の「見どころ3」で紹介する映画制作というミッションにプロデューサーとして奮闘する姿は、やっぱり主人公だなと言った感じで、強くなっていく過程を見届けることとなります。(一部ネタバレ注意)

■筆者おすすめの見所巻は12・14・17:
おすすめの見所は、主人公が奮闘していく姿

「俺が金集める!水原は出ろ!!!一緒に、映画作るんだよ!!!」

 

セリフ引用元:『彼女、お借りします』(かのかり)(12)
著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

『彼女、お借りします』(かのかり)見所3 映画制作という一つの成功体験

学園ラブコメから始まった本作品は、これまでの過程を歩んだ上で、12巻から大きな展開期を迎えます。それは、大切な人のために映画制作を成功させるという一つのサクセスストーリーへと向かっていきます。
誰かのために何かをしたい、頑張りたいという、ギブの精神は、現在のサクセスストーリーであり、その成功体験や世界観は大きく共感できることでしょう。
その過程での、クラウドファンディングと言う現代のツールを用いた目標達成の戦略は、資金集めから、原稿集め、仲間との共同作業、集客に向けてのビラ配りからSNSの活用など、その苦労やリアルな世界観からは、学ぶことも多いでのはないでしょうか。(一部ネタバレ注意)
名言も多数出てきます。

 


彼女、お借りします(19) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:週刊少年マガジン 著書:講談社コミックス

 

『彼女、お借りします』(かのかり)終わりに

本作品がより一層深みを増して形で一読していただけるよう、なるべくネタバレせず、興味が惹けるよう引用には配慮いたしましたが、いかがだったでしょうか?
最後まで、この記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたの人生と、本作品『彼女、お借りします』(かのかり)が、少しでもより味わい深いものになるきっかけとなれば幸いです。
また、本作品は、アニメにもなっております。第二期も制作が決定しており、2022年放送予定とのことです。詳しくは、今後の、宮島礼吏様の漫画もアニメも乞うご期待です。


初めての人でも簡単に読めちゃう。お得にレンタル、Renta!

ファンになった方は、ヒロイン桜沢墨さんのスピンオフを見ると、よりハマること間違いなしです。合わせて、ぜひご一読いただければ幸いです。


彼女、人見知ります(1) (週刊少年マガジンコミックス)


彼女、人見知ります(2) (週刊少年マガジンコミックス)

著者:宮島礼吏 連載誌:マガジンポケット 著書:講談社コミックス



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