『対ありでした。』見どころ3選【名言と感想】(ネタバレ注意)

漫画

こんにちは。日本で生まれ、子供の頃からアニメや漫画が大好きで、愛や勇気・友情といった人生観を学んだ、OBTです。

この記事では、2020年6月23日〜好評発売、連載中の、

『対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』

を取り上げ、本書のあらすじを簡単に解説し、 私が独断で選んだ見どころ3選と、おすすめする内容、作中の名言や感想、魅力などをお伝えします。(ネタバレ注意)
また、本記事は、本作品『対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』を読んで、私が人生に影響を受けたことを中心に感想を述べています。
そのため、書籍の紹介よりも、自己啓発的な視点が多いかもしれませんが、
もう読まれた方や、まだ読んでいないという方は、一度一読していただけたらと思います。
きっと、この記事を読んでいるあなたにも、好きなことに没頭することの大切さや、勇気・友情といった人生の大切なことを思い出させてくれることでしょう。

※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれています。

 

※この記事は、解説上、多少のネタバレが含まれていますが、ご紹介する作品に興味を持っていただけるよう、引用は最小限に配慮しております。なお、本記事の内容は、筆者の個人的な見解によるものです。そのため、本作品の著作者様のご思想や解釈等とは、一切関係ございません

 

『対ありでした。』見どころ3選【名言と感想】(ネタバレ注意)

 

 

 

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

著書:江島絵理 連載誌:月刊コミックフラッパー

 

『対ありでした。』あらすじ解説

「お嬢さま学校で繰り広げられる熱き対戦格闘ゲーム!!」と題して、
物語は、主人公の深月綾が、お嬢さま学校である全寮制の黒美女子学院に、特待生として入学し通っているところから始まります。
それまで主人公の綾は、対戦格闘ゲーム(格ゲー)をこよな
く愛す、ごく普通?の子ども(庶民)でしたが、友達らの格ゲー離れが進み、大好きだった格ゲーは綾の中で、次第に色褪せていきます。
そんなこともあり、環境をガラッと変えてみようと、格ゲーは封印し、お嬢さま校に入学することを決意します。しかし、それは、綾の青春の幕開けだったのです。
校内一のお嬢さま「白百合さま」こと夜絵美緒との運命的な出会いが、封印していた綾の熱い魂を再び燃え上がらせるきっかけとなります。
行手には、困難が立ち塞がり、越えれば、また新たな壁が立ち塞がりますが、昨日の敵は今日の友。類は類を呼ぶように、新たな同志と出会い、試練を乗り越え、今、舞台は、新たな局面へ向かっているのでした。


『対ありでした。』見どころ1 百合要素満載の個性的な登場人物(乙女戦士)

本作品『対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』の見どころの1つは、何と言っても、その個性さや、華麗さ、強さといった魅力溢れる登場人物たちではないでしょうか。1巻では、強烈な個性のある二人の主人公が絡みに絡みますが、2巻では、新しい仲間が増え、新たな展開となっていきます。(一部ネタバレ注意)

■ 深月綾

主人公です。いつしか胸のドキドキを、過去に置いてきてしまった女の子。好敵手の美緒と出会い、じょじょに現実の世界のキラキラを取り戻すために、奮闘します。

■ 夜絵美緒

主人公・綾の入学先である黒美女子学院の白百合さまこと、夜絵美緒。主人公の好敵手(ライバル)です。子供のように純粋で、格ゲーをこよなく愛する、闘う乙女です。

■ 犬井夕

寮内の風紀を正す自治組織「寮務委員」の一人です。綾と美緒が寮内で、決闘場所を探している最中、ついに見つかってしまい…。兄弟の多い家庭で育った弟想いな乙女です。

■ 一ノ瀬珠樹

犬井夕先輩と同じく、寮内の風紀を正す自治組織「寮務委員」の一人です。ある目的のために、強くなりたいと願う誇り高き乙女です。


『対ありでした。』見どころ2 青春と友情の物語

『対ありでした。』は、乙女たちが、格ゲーを通して、青春を謳歌する姿や熱い戦い、育まれる友情を楽しむことができます。では、実際に筆者が選ぶいくつかの名シーンを見ていきましょう。

おすすめシーン① ■ ———キラッッキラだ…

第1話[π4] 主人公の綾が白百合さまに対戦を持ちかけた姿があまりにキラキラしていたシーンより

「——もう何年も前。私には世界がキラッッキラに輝いて見えてた。大好きなものがあったから。」
・・・(中略)・・・
「もっともっとドキドキしたいから 練習だって夢中でできた。
でも——…いつからだったんだろう。心が燃えてたはずの。命を燃やせるほど好きだったはずのそれは。
気づけばただネット対戦でポイントを延々増やしていくだけのひたすらつまらない作業になってた。
『なにがあんなにも楽しかったんだろう?』 『あの頃みたいに夢中になれるものは もう見つからないのかな』

…——怖い。

せめて環境をガラッと変えてみようと。お嬢さま校の黒美を選んだ。
なんだって本気でやらなきゃ楽しさなんてわからないような気がしたから。まず全力でお嬢さまになろうと思った。
——…それだけ。」

「………。あの………。まあ なんかよくわかんないですけど。」
「!!?」
「対戦しましょう。」
・・・(中略)・・・
「対戦しろ!!!」(状況補足:白百合さまが主人公の綾に涙を流しながら対戦を要求)

「——キラッッキラだ…」(状況補足:白百合さまの表情を見て綾がつぶやく)
・・・(中略)・・・
………。対戦すれば私の瞳にも そのキラッッキラが伝染るんじゃないかって———…。ばかみたいだけどそう思ったんだ

 

セリフ引用元:『対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』 1巻 第1話[π4]作中より
著書:江島絵理 連載誌:月刊コミックフラッパー

子どもの頃に好きだったことは、大人になるにつれて、それだけでは生きていけないことや、したくなくてもしないといけないことの方が増え、単純に忙しくなります。
物事は、損得で考えるようになり、合理的な社会の現実に直面し、好きなだけのことは、いつの間にか色褪せていきます。
でも、本当に好きだったことは、心の中にくすぶっていて、いつまでも残り続けているものです。
上手くいかずに下を向いて落ち込んだ時、このままでいいのかなと立ち止まる時、人生のターニングポイント(転機となる分岐点)で、それは、振り返ると、すぐ横にいて、顔を出してきます
偶然、同じ志を持った仲間が登場したり、運命や生まれてきた使命があるかのように「こっちだよ」と道を指し示す機会が訪れたりします。
その時に、「もうやめたんだから」と自分を納得させるのか、それとも、もう一度、「夢中になってみようか。挑戦してみようか。」と諦めずに立ち上がるのか、
自分自身にも言われているような気がして、この二人の行末が気になり、期待してしまうのではないでしょうか。

 

おすすめシーン② ■ 粉々に破壊しておこう白百合の心…!!!

第2話「格ゲーはもうやめる」 主人公の綾が白百合さまに再戦を申し込んだシーンより

どうしてか。泣きそうになってしまった。
・・・(中略)・・・
「あの。…さ。……。——きれいだなって 思った…。…今の対戦も。”白百合さま”も………!!!」
それは格ゲーを捨ててまでお嬢さまらしくなろうと必死に足掻いてる。今の私とあまりに対照的で
「…どうしてそんなに輝けるの?」

・・・(中略)・・・
「そう…ですね。…よく わからないですけど——。………。自分の好きなことをただ全力でやる。そうすれば自然と輝いて見えるものじゃあないですか?」

・・・(中略)・・・
この先の人生 もうあの頃のように夢中になれることなどないのではないか? 不安 恐怖 悩みに悩んだ末あえて格ゲーとは真逆の道を選んだ綾にとって
「自分の好きなことをただ全力でやる」
それでも普段ならば笑って流せる程度の”浅い”ひと言だった。
…その言葉が 圧倒的に恵まれた容姿を持ち オーラを放ち そしてゲームを純粋に楽しむことができている——”白百合さま”ものでさえなければ!!!
やめる 格ゲーはもうやめる やめるが…その前に 粉々に破壊しておこう白百合の心…!!!

 

セリフ引用元:『対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』 1巻 第2話「格ゲーはもうやめる」作中より
著書:江島絵理 連載誌:月刊コミックフラッパー

好きなことをし続けることは、全力でも、ただ楽しいだけではありません。
むしろ、現実では、楽しいことをするために、嫌なことを乗り越え続けなくてはいけません
それでも、途中で諦めないで、逃げ出さずに続けていると、好きに必ずつながっている気がします。
もし好きにつながっていないと感じているのなら、それはもう過去の出来事で、今の自分にとっては必要なものではなく、本当に好きなことではないのかもしれません。
もしくは、そこがあなたの好きなことができる場所や環境ではないのかもしれません。
好きなことができる環境や仲間を集めることも、好きなことを続ける努力の1つなのだと感じます。

余談ですが、この後の第3話の始まりでは、綾が白百合さまと対戦しながら、
「とりあえず潰す!!!」 「だから否定する!!!」 「死ね 白百合!!!」 「うおおおおッッ い…今のは脳天にキたッッ」
と、なんだかんだ言いながら、最後は楽しんでいるような印象でした。
昔、大好きだったものに夢中になっていた自分を取り戻していく様子は、見ていて自分ごとのようにほっと胸を打たれるでしょう。

 

おすすめシーン③ ■ 対ありでした!

第4話「対ありでした」 主人公の綾が、昔の自分とを重ねていたシーンより

……。嘘つきどもが……。
「……。…対戦はひとりじゃできない…。」

・・・(中略 対戦中)・・・
「っふ〜〜〜… 対ありでした!」 (状況補足:白百合さま満面の笑み)

・・・(中略 綾の回想)・・・
「…ははッ」
「次は殺す!!!」 (状況補足:綾がキラキラした瞳と笑顔を取り戻す)

 

セリフ引用元:『対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』 1巻 第4話「対ありでした」作中より
著書:江島絵理 連載誌:月刊コミックフラッパー

主人公の綾が、成り行きとは言え、封印していた好きなことを、久しぶりに夢中になった後、夢から覚めたような瞬間の場面です。綾が昔の自分を回想しながら、今の自分と現状にモヤモヤして悩む姿は、見ていて共感できる人も多いのではないでしょうか。また、できた友達と熱い対戦を通して、自分の好きを取り戻していく過程を、1つの巻で、ここまで綺麗にまとめられた漫画も珍しいなと感じつつ、今後の展開に期待を膨らませてしまうシーンです。続きは、どうぞ本編をご覧ください。

『対ありでした。』見どころ3 バトルと百合(絡み)

『対ありでした。』の見どころ3つ目は、白熱したバトルと、女子学院ということで百合要素のある絡みではないでしょうか。色々な意味で見ていてハラハラドキドキものです。こちらもネタバレになりますので、気になった方は、もう何度も読まれて、ニヤニヤすることをおすすめします。

 

以上、いかがだったでしょうか。『対ありでした。』を通して、得た教訓は、「いくつになっても、どんなに苦しくても、やっぱり好きなことは追いかけた方がいい!!」でした。
この記事が、あなたの人生と、本作品をより味わい深いものになれば幸いです。

 

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

著書:江島絵理 連載誌:月刊コミックフラッパー

 
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